決まらなかった選択科目

私の時代は昔の旧試験であったが、選択科目はどれもよさそうで、あまり勉強に集中できないわりには、複数科目を比較してどれにするか最後まで悩んでいた。公務員試験では、論述は、行政法、労働法、司法試験的には国際私法、別の公務員試験では1科目でいいところ、民事訴訟法と刑事訴訟法両方答案を書いて、その一方を提出するといういい加減さであった(だいたい制限時間の4分の一くらいで退出。司法試験はこの年、公務員試験を論文の前々日までうけていたら案の定落ちた。これで嫌気がさし一旦受験を止めた。)効率的に、こつをつかんでタイムマネージメントを行って合格するという優秀な受験生のような集中力と要領の良さは全くなかったのであった。公務員試験は1種法律職で特に個性がでたようであった(面接官の話)。法律で稼ぐべきなのに、知能テスト、経済原論、理数科目のみが満点という偏り方とのことであった(理数科目は経済原論の経済数学で楽しくなり、そのままの拡張で、全科目に一気に対応したようであった。知能テストもほとんど時間を使わず短時間でさっさと解いて出てきたので、解法を繰り返し使って覚えて使いこなす他の公務員試験と異なり、センスとでも一気に解ける1種の試験と相性が良かったようであった。
年をとり、今は優柔不断のみが残っているようである。