単なる法律相談の一場面(本屋の衰退)

参考文献をあさるとき、自分の持つ本、図書館本、お客様の事件ではお客様がお持ちの本、ネットのサブスクの法律図書ライブラリ、昔で言えばJICST(J-stage,JIPSTRI),などが参照でき、それでも不足するときやデータベースで拾いにくい書籍の場合、書店で意外と見つかることは、以前はあった。例えば、ジュンク堂に新宿店があった時は、蔵書を調べると、他で入手できない、参考になりそうな書籍が、見つかったりして、議論を深めるか、多面的に分析議論するのに役に立った。アマゾンもあるが、実物が見れないという欠点がやはりある。Kindleでは、印刷できないので、書証にもできないのである。

先日、日照に関するご相談を受けた。時代が変わっても、大変深刻なお話の分野である。それで、改めて、存在する日影図の分析の基本を復習するのに、Jw-cadあたりを素材にして確認しようとして、但し多少多めの時間参照したいので、その入手方法を検討した。(いわば特徴量などは最低限確認したかったのである。)
すると、アマゾン以外、ないのである。都立中央図書館には限られた数であるがあった。しかし、限られた時間中のコピーには限界がある。売れ筋以外は、大型書店には置いていない。新宿では発見できないのであった。最後に行きついたのは、昔ながらの神田書店街の建築関係書籍専門店であった。昔に比べ知の源泉である書店がいかに衰退したことか。他の先生方が、大型図書館のある地域へ移転しているらしいのも、この書店の衰退ゆえかなどと考えてしまう。
こうして、日影図のCADによる生成の基本を確認できた。受任するかはわからないが。地道な作業で「事実を掘り越す」準備を進めるのである。お客様との連携がうまくいかないと、書面の正確性などやスケジューリングなどは決定的なダメージを受けるので、2人3脚がいまくいくかが最大のテーマではあるが、それ以外にもしておかなければならない作業があるのが、弁護士業務の大変なところである。事件が来てから考えるとか同じタイプを集中させるお役所とは全く事情が異なるのであった。広告で同種事件を集める同業のやり方が効率的なのだろうか、と今日も又思うところである。

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